プロダクト

ビーグ田に吹く風を写しとったかのような緑のグラデーション

この商品について

 近年、巷では「縁なし・半畳仕上げ」の畳を沖縄畳とか琉球畳といっているようだが、本来は沖縄産のリュウキュウイ(藺)やビーグ(備後藺)製の畳表を使用したもののこと。誤用されているのは、堅牢なため、かつて柔道場の畳(縁なし・半畳仕上げ)として盛んに移出されたからと思われる。

 在来種のリュウキュウイはカヤツリグサ科の多年生草本で、七島藺ともいう。茎の断面が三角形になるためサンカクイ、また、茎を二つに裂いて製品化することから沖縄ではサチイー(裂き藺)の名が一般的であった。残念ながら、藺草として評価の高いビーグに押され、現在は栽培されていない。

 うるま市照間は約180年前からビーグを作っていたとされ、照間ビーグの名で親しまれている。その特徴は光沢があり、太く、耐久性に優れていることなど。兼城畳産業代表の兼城賢信さんは、照間のビーグ農家に生まれた。ビーグ畑で遊び、作業場で父親が藁床(畳の台)を作り、母親が半足踏み織機で畳表を織るのを見て育った。照間ビーグに寄せる思いは誰にも負けない。ビーグの栽培から製品化まで、さらにアフターケアも万全という一貫生産が自慢だ。「やっぱり照間のビーグはいいね」とお客さんに言われるのが一番嬉しい、という。

 住まいの洋風化が進み、畳の需要が激減している現在、照間でも年々藺草農家が姿を消している。課題はたくさんある、がそれでも、「(途絶えてしまった)リュウキュウイというリュウキュウの名を冠した藺草の栽培を復活させたい。近いうちにきっと」と梅雨空の下、収穫間際のビーグ田を前に、宣言した。

メイン写真 : よく乾燥させたビーグを織機の左右から適宜差し込んでいく。その際、根もとと葉先を交互に置くことで表面の均一化を図る
写真1 : カタン、カタン、カタン、麻の経糸(102本)とビーグの横糸の織りなす端正な織り目
写真2 : 機械の具合を確かめながら、絶妙のタイミングでビーグをさばく。人と機械の二人三脚
写真3 : 織り上がった畳表の両端のフリンジ。ビーグの丸い断面が輝いている
写真4 : 収穫間近のビーグ田。通常、一坪のビーグ田から畳表が1・5枚できるという
写真5 : 兼城畳産業の店先
写真6,7,8 : 畳表のサイズは通常91p×182p。真新しい畳は青い草の匂いがする

写真=須磨尚生
ディレクション=momoto編集部

ここがフラッグシップ!

ビーグのことなら、琉球畳のことなら誰にも負けない、という兼城さんの心意気。目下、後継者を育成中

照間ビーグ - 有限会社兼城畳産業

有限会社兼城畳産業
創業47年、現在、従業員8人。賢信氏は2代目。父、賢三郎氏の跡を継いで33年。創業以来、ビーグの植えつけから収穫、乾燥、畳表の製造、畳製作まで一貫生産を行っている。看板商品は照間ビーグ一等品で、その他天然物の琉球表の畳も製作している。

商品についてのお問い合わせ

有限会社兼城畳産業
住所:うるま市宮里265-5
電話:0120-967-223
営業時間:8時30分〜18時30分
定休日:日曜日
URL:http://www.geocities.jp/ktsplanning/
e-mail:kts223jp@yahoo.co.jp

※取扱商品の在庫につきましては上記までお問い合わせください。

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