ワイン初心者が美味しくワインを飲む方法① ワインによって温度を変える
ワインを飲んだ時、「渋い」、「酸っぱい」、「苦い」などネガティブな印象を持ったことはない?
それは、もしかしたら飲む温度を間違えてしまっただけかもしれない。
美味しく飲むための温度を知れば、きっとワインへのイメージも変わるはずだ。
赤ワインは、15度前後の温度にして飲んでみよう。
フルボディタイプはさらに数度高い温度で飲むと、酸味や渋味がまろやかになって飲みやすく感じられるはず。
冬なら常温で大丈夫だが、夏なら少し冷やす必要があるね。
白ワインは10度前後に冷やして飲むのがおすすめだ。
こちらも辛口のものは12〜14度くらいに温度を上げれば、酸味が柔なくなって飲みやすくなるだろう。
甘口のワインなら5〜8度くらいに冷やしても、嫌な風味はしないはず。
ロゼワインは10度前後、スパークリングワインは甘口白ワインと同じ5〜8度くらいに冷やして飲むと美味しくいただける。
癖の強い重めのワインほど高い温度で、甘味の強いワインほど低い温度で飲むと美味しいと覚えておこう。
② アルコール度数が高いものは避ける
ワインのアルコール度数は10〜15度程度。
あまり高くはないよね。
ただ、15度前後の赤ワインは、初心者には少し重たく感じてしまうかもしれない。
お酒に強いなら別だが、お酒好きでもアルコール度数の高いワインは苦味や酸味が強くて苦手な人もいるほどだ。
最初はアルコール度数が低いものからチャレンジしてみよう。
日本で購入できるワインのほとんどに、アルコール度数が表示されている。
それを確認して10〜12度程度のものを選べば、軽い口当たりで楽しむことができるはずだ。
③ 重めの赤ワインは避ける
ワインは、色や種類によって重みが異なるのが一つの特徴。
赤ワインも軽めのライトボディから重めのフルボディまで、様々なタイプがある。
もしワインを飲んだことがないなら、最初は赤ワインは避けるべきかもね。
ライトボディの赤ワインでも、それなりに重厚感があるから。
ワイン慣れしていないと、どうしても渋味や酸味は感じてしまうと思う。
まず試してもらいたいのは白ワイン。
特に甘口系の白ワインなら、お酒の初心者でも飲みやすいはず。
もっと手軽に飲めるワインをお探しながら、スパークリングワインがいいね。
炭酸がワイン独特の酸味や渋味を軽減させてくれるし、口の中で軽快さを演出してくれるから、かなり飲みやすいよ。
それでも難しいようなら、デザートワインを選んでみよう。
これは甘味の強いワインのことで、渋味や苦味、酸味などは、ほとんど感じない。
デザートワインは、熟成された糖度の高いブドウで作られたり、蜂蜜など糖分を加えられて作られる超甘口のワインのこと。
代表的なものは“貴腐ワイン”だね。
貴腐ワインは、まさに甘さを楽しむためのワイン。
トロッとしていて、どこか蜂蜜を感じさせてくれるほどにまろやか。
アルコール度数も通常のワインよりだいぶ低いので、初心者には実にうってつけだ。
ただ、デザートワインと称するワインの中には、アルコール度数が15度を超えるものもあるので要注意。
そのあたりも確認してから試してみよう。
④ 一度開栓したら早めに飲み切る
ワインは、とても劣化しやすいデリケートなお酒。
特に栓を開けた後は、それと同時に急激に劣化が始まっていく。
開栓直後は空気となじませることで香りや味がふくよかになることもあるけど、それも一瞬の出来事。
数十分後にはかなり味が変わっているから、美味しく飲みたいなら開栓後、速やかに飲み切ろう。
一度やってみるとわかるけど、栓を開けた次の日に飲むワインは、正直美味しくない。
冷蔵庫に入れておいても、これだけ味が変わるんだから、ワインはやっぱり生モノなんだよね。
「あれ?このワイン、あんまり美味しくないぞ」という印象を持たないように、一度開栓したらその日のうちの飲み切ることをおすすめするよ。