プロダクト

 沖縄を代表する素材で、香りを感じる嗅覚に訴えるものを。そんな発想から、「うる月桃香」を開発した株式会社オキネシアの金城幸隆代表取締役社長。

 月桃はショウガ科の多年草で、熱帯から亜熱帯アジアに分布する植物。その香りは、沖縄で暮らす人々にどこかノスタルジーを感じさせる。12月の鬼餅(子どもの成長を願って、月桃の葉で包んで蒸した餅を食べる行事)で多用される他、そのまま料理の盛りつけに使ったり、饅頭の香りつけに使ったりと、とても身近な存在だ。

「うる月桃香」は、原料の約60%が月桃の葉。生地に月桃の葉を直接練りこんでいる。月桃の葉には蚊などを寄せつけない忌避効果があるため、「うる月桃香」にも虫よけ効果が期待できる。化学的な殺虫成分はゼロだと雑誌で紹介されたことで認知度が高まり、アレルギーの人やナチュラル志向の人を中心に、沖縄県外でのリピーターが増えている。

「『うる』は、沖縄の古い方言でサンゴという意味です。沖縄という島国を象徴する香りを創りたいという思いから名づけました」

 と、金城社長。沖縄発のブランドイメージを守り、素材を生かして商品開発をするのがオキネシア流。インテリアの一部として香炉と香りのある風景が楽しめるように、琉球ガラスの香炉も作った。ちなみに、うる月桃香も琉球ガラスの香炉も、製造はパートナー企業の工場で行う。

「モノづくりをしている既存のところとパートナーになれば、弊社は開発や販売に専念できる。お互いにメリットを享受しながら、本当の意味でのコラボレーションができます」
 と金城社長。沖縄の素材を使った土産ものから踏み出し、ライフスタイルを提案するオキネシアのモノづくりが注目される。


メイン写真 : 琉球ガラスの香炉から、ほのかにたなびく煙が上がる。日常生活の中で、癒しの香りと風景が楽しめる
写真1 : 直径約8cmの渦巻き型。自然な丸みがキュートなシルエットをつくる。控えめなグリーンは、月桃の葉の色素だ
写真2 : うる月桃香の主原料、月桃。5〜6月に花を咲かせ、秋になると赤い実を結ぶ。葉から精油が抽出され、アロマオイルや香料になる
写真3 : 月桃、カーブチー、シークワーサーなどの香りのハーモニーが楽しめる琉球香。燃焼時間は約3時間。燃焼後の残り香にもアロマテラピー効果が

文=いのうえちず
写真=武安弘毅
ディレクション=momoto編集部

ここがフラッグシップ!

虫よけ効果も期待できる癒しの香り。沖縄の人々に親しまれている月桃など、沖縄県産の素材を惜しげなく使い、新しい発想で作られたお香

うる月桃香&琉球ガラスセット - 株式会社オキネシア

株式会社オキネシア
沖縄県産の食材にこだわった「ざわわ」、「ぴりんぱらん」、「美ら蜜柑」などの食品類も人気のメーカー。既存の工場とのコラボレーションでさまざまなモノを作り、実績を上げている。「沖縄の素材で、沖縄を代表する香りを作りたい」と開発された製品は現在、「うる琉球香」、「うる月桃香」、そして香水の「UTAKI」の3種類。

商品についてのお問い合わせ

株式会社オキネシア
住所:那覇市首里金城町4-71-12
電話:098-882-2577
URL:http://www.okinesia.com/
e-mail:info@okinesia.com

※取扱商品の在庫につきましては上記までお問い合わせください。

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