プロダクト

縄トモコ 紅型で日常を華やかにデザインする

この商品について

「紅型って何だろう?」

 そんな課題に向き合いながら、日々作品作りに没頭している縄トモコさん。修行していた工房から独立して3年が経過。その間、鞄や箸入れに紅型を取り入れたり、陶芸家とのコラボ作品として、陶板を制作したりなどさまざまな形に挑戦してきた彼女だったが、昨年の春、初めて単独の個展「縄トモコ紅型展 "つばめとハチドリ"」を開き、少し方向性が見えてきたと、教えてくれた。

 その個展では、メキシコやトルコなど遠い異国の地を旅する鳥の姿が、美しい紅型によって描かれた。「幸せの森に住まう鳥」とタイトルが付けられた作品には、幸せを呼ぶといわれる木々の中で暮らす小鳥達の姿が映し出されている。鳥のさえずりが心の中に響いてきそうな幻想的な世界感がそこにはあり、紅型で表現されていることが新鮮だった。紅型といえば、琉球王朝時代から受け継がれてきた着物や反物の世界。しかし彼女は、その伝統の技を使いながらも瑞々しい感性とリズムで独自な世界を作り出す。
「フォーマルでもなく、カジュアルでもなく、紅型をアートな方面へと持っていきたい」と語る彼女。

 昨年の秋の個展では、筒引きという手法を用いて、「丸、三角、四角」というかわいい形の鞄に、繊細なラインや柄を描き、生活の中に溶け込む作品を発表した。それは春の個展とは違った彼女の一面だったが、紅型をアートとして見せるという点では共通している。

「誰かになれるわけではない。自分の紅型しかできない。沖縄の空の色、波の色だったりとか、自分が美しいなぁと思える世界を染め上げていきたいですね」

 今年は県外での三つの個展も決まり、ますます期待の高まる紅型作家。慌ただしく移り変わる日常が"彼女の紅型"によって華やかに染まり、楽しい世界となることを期待したい。

メイン写真 : 春の個展で発表した「幸せの森に住まう鳥」と名付けられた作品。絵柄が主張する力強い紅型のイメージとは対照的な、優しく包み込むような幻想的な世界。森に作られた鳥のおうち?もかわいい
写真1、2 : 配色は悩まず、リズミカルに色を染めていくという。「沖縄で暮らしているからこそ生まれる色がありますね」
写真3 : 子供のころに聞いた「まる、さんかく、しかく…」の歌が頭に浮かび作品作りのヒントに。「自分が持ちたい」と思えるものをコンセプトに、機能美に満ちた作品に仕上げている。
写真4 : 色々な柄が楽しめるがま口は2,000円。下は陶芸家とコラボした紅型柄の陶板
写真5 : アトリエから歩いてすぐのところには、海があってのんびりと散歩することも多いそう。自然に囲まれた気持ちがいい場所だからこそ生まれる
写真6 : 昔ながらの技法や道具を大切に受け継ぐ。写真は、沖縄ではルクジューと呼ぶ“豆腐”を利用した型紙を彫る時に使う台

文=草野裕樹(ミクロプレス)
写真=青塚博太
ディレクション=momoto編集部

ここがフラッグシップ!

伝統の紅型の技法を用いつつ、現代の暮らしにより沿ったデザイン性の高い作品を制作

紅型アート - 紅型ナワチョウ

縄 トモコ(なわ・ともこ)
1981年鳥取県生まれ。2003年に紅型と出合い、沖縄に移り住む。金城紅型染工房、普天満紅型工房を経て、「紅型 ナワチョウ」として2007年独立。陶芸家・ヨコイマサシ、写真家・ヤフネアキヒロとともにユニット「コココ工房」を結成。現在は個展を中心に意欲的な作品を発表している。
http://bingata-nawachou.daa.jp/

商品についてのお問い合わせ

Atelier+shop COCOCO
住所:南城市玉城字當山124
電話:098-911-4113
URL:http://www.cococo-shop.com/

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