プロダクト

時代を捉えた進化を続ける琉球伝統銘菓

この商品について

 長い歳月とともに伝え続けられてきたものというのは「昔のまま」が愛されているのと同時に「バランス感覚のいい進化」がとげられてきたものでもある。江戸後期に創業した「謝花きっぱん店」の「冬瓜漬」は、そんな琉球伝統銘菓だ。冬瓜をアク抜きし、砂糖だけで数時間かけて煮つめて作る。シンプルだからこそ、細やかな手仕事の結果が表れる。

 6代目となる夫婦には、伝統に敬意を払いながらも、新しい食べ方を提案することで、若い人にもこの味を伝えたいという強い思いがある。彼らがまず注目したのは、チーズとワイン。「チーズにドライイチジクを添える感覚で、冬瓜漬にも」という常連客のひと言がきっかけだった。沖縄食材のカジュアルフレンチとワインの店「プチット・リュ」の店主(ソムリエでもある)に、どんなワインやチーズが合うかを指南してもらい、謝花きっぱん店のウェブサイトで読みものとして紹介。話題を呼んだ。
 この他、ベルギー産の上質なチョコレートと合わせた「冬瓜漬チョコ」、ほろ苦い宇治抹茶とのコントラストがおもしろい「抹茶冬瓜漬」、コーヒーマイスターとのコラボレーション商品…など、新作を発表するたびに客層をぐんと広げている。

 これらのアイデアの主な発想元は、6代目婿のジェームスさん。イギリス人である彼には「和菓子とはこういうもの」という固定観念のしばりがない。
 いつもどんな風にしてアイデアを思いつくのですか? と、たずねてみた答えは「よく耳をすます」こと。お客さんの声や日常のできごとに、注意深く、耳を、目を、向けているのだという。

メイン写真 : 冬瓜漬は薄くカットしていただくもの。きれいな飴色やジューシー感は、まねができない。100g380円(1本200円前後)
写真1 : 謝花きっぱん店のもうひとつの伝統銘菓「きっぱん」をつくっているところ
写真2 : 店内には大きな冬瓜が並べられている
写真3 : 旨味やくさ味のあるチーズに冬瓜漬を合わせると、お互いのよさが引き立つ。これはぜひお試しを!
写真4 : 「抹茶冬瓜漬」は100gで400円
写真5 : 5代目・謝花寛徹さんと6代目・ジェームスさん
写真6 : 店内の雰囲気に浸り、ゆっくりしていくお客さんも多い

文=黒川祐子(アイデアにんべん)
写真=青塚博太
ディレクション=momoto編集部

ここがフラッグシップ!

「きっぱん店」が沖縄で1軒だけになっても守り続けてきた伝統銘菓。そこに、バランス感覚のいい進化をプラス

謝花きっぱん店 - 冬瓜漬

謝花きっぱん店
那覇市久米村で初代店主我喜屋家が営業を始める(創業120年以上)。代々伝わる昔ながらの製法で、琉球伝統銘菓「きっぱん」、「冬瓜漬」を作りつづけている。近年まで沖縄には4軒のきっぱん店があったが、現存するのは「謝花きっぱん店」のみ。2002年、秋篠宮紀子妃殿様が眞子様、佳子様といっしょにご来店、作業場を見学。

商品についてのお問い合わせ

謝花きっぱん店(じゃはなきっぱんてん)
住所:那覇市松尾1丁目5-14
電話:098-867-3687
営業時間:9時30分〜19時
定休日:日曜日
URL:http://www.jahanakippan.com
e-mail:info@jahanakippan.com

※取扱商品の在庫につきましては上記までお問い合わせください。

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