プロダクト

サトウキビの風味が凝縮した、香り高いシロップ

この商品について

 黒蜜のようなコクと、カラメルのような甘い香りが楽しめる黒メル甘雫(かんだ)。サトウキビの粉末を使い、サトウキビの風味をギュッと凝縮したシロップだ。現在、黒メルの他に、紅いも、海(シー)クヮーサー、赤花、海風というフレーバーがある。

「僕が子どものころ、故郷の熊本ではサトウキビが栽培されていました。それが砂糖の輸入自由化で値段が暴落。農家はミカン栽培に切り替えましたが、次はオレンジの貿易自由化。農家はいつも経済に振り回されてきました。植えっぱなしでできるもので、他の人が作らない製品を作りたいと思い、サトウキビからお茶を作ろうと考えたんです」
 と、CANSYA代表取締役の綱田誠さん。1998年から熊本でサトウキビの栽培を始めたものの、高品質な沖縄県産のサトウキビを見て「これでは話にならない」と方針を転換。2003年から準備を始め、2005年に沖縄へと本拠地を移した。

 繊維質の多い生のサトウキビからお茶を作るために、サトウキビをスライスする機械から自作。粉末化する技術を開発し、サトウキビの粉を使ったお茶や泡盛リキュールを商品化した。

「現代資本主義の競争社会では、モノづくりも、流通などの方法論も、人がやっていないものでないと勝てない。現在5種類ある甘雫も、僕が儲けるのではなく、僕の技術を使って、各地域のもので作ればいいと思っているんです。甘いだけのシロップだったら売れない。甘雫は、沖縄のいい素材を使って、沖縄の農家のために作っている商品です」

 綱田さんの発想のベースにあるのは、地域と農業。そんな心意気は、品質にしっかりと表れている。

メイン写真 : 「沖縄を出た時にどれだけ売れるか」を常に意識し、おみやげものの領域から先のモノづくりを考えていきたいと語る綱田さん。ボリューム、荷姿、味、あらゆる面から検討を重ね、甘雫が生まれた
写真1 : 甘雫の原材料、サトウキビの粉末。きな粉のような状態だが、口に入れてみると、しっかりとサトウキビの香りと存在感が感じられる。食物繊維やミネラルを豊富に含むので体にも良く、パンやお菓子など幅広い用途での活用が期待できる
写真2 : 料理はもちろん、飲み物やデザートなどアイデア次第でさまざまな楽しみ方が。写真は黒メルカフェオレ。グラスに黒メル甘雫を注ぎ、牛乳、アイスコーヒーを静かに注げば出来上がり
写真3 : ふわっと鼻へ抜ける香りは芳醇そのもの。発売を始めてすぐ、沖縄県内の発信力のあるカフェやレストランで使われ始め、口コミでファンが広がった。野菜や果物などあらゆるフレーバーが開発可能。市場に出しても流通に乗せにくいB級品はもちろん、豊作のために値段が暴落した農作物を廃棄処分にしなくても良いというメリットも
写真4 : 新垣ちんすこうを初めて食べた時、ホンモノだけが持つチカラに衝撃を受けたと語る綱田さん。沖縄のおみやげものとして県内で売れる商品ではなく、「沖縄の」という枕詞のない状態で、一流のモノと並べて勝負できるかを意識。「甘雫を作る技術が、各地で農家ブランド、地域ブランドを作る原動力になってほしい。今は生産者が安定した収入を得るために、いかにやせがまんをして売るかという時期です(笑)」
写真5 : 青空に向かって成長するサトウキビ。亜熱帯の気候や土壌、長い歴史の中て培ってきた栽培技術など、沖縄県には上質なサトウキビを生産するための要素が揃っている

文=いのうえちず
写真=武安弘毅
ディレクション=momoto編集部

ここがフラッグシップ!

「沖縄のいい素材を使って、沖縄の農家のために商品を作りたい」という信念のもと、既存の流通に頼らず、じわじわとファンを広げている

黒メル甘雫 - CANSYA甘蔗

CANSYA/綱田 誠(つなだ・まこと)
熊本県の農家に生まれ育ち、沖縄県産サトウキビの質の高さにひかれて、沖縄へと活動の本拠地を移す。サトウキビの粉末化に成功し、2010年4月に甘雫シリーズを発売開始。

商品についてのお問い合わせ

CANSYA(カンシャ)
住所:沖縄市胡屋6-13-10
電話:098-930-1838
URL:http://www.cansya.net/

※取扱商品の在庫につきましては上記までお問い合わせください。

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