プロダクト

女性心を擽る色合いに模様……沖縄の伝統、知花花織を受継ぐ染織

この商品について

 独自の技法を生み出し受継がれてきた沖縄市の伝統工芸品、知花花織。工芸品と聞くと、藍色などのシックな糸を用いた染織を思い浮かべる人が多いと思うが、橋川初美さんが手掛けるのは、女性が好みそうな色合い豊かな作品ばかり。しかも、アニマルやドクロ、クロスなど、かわいいデザインがあしらわれているのも特徴の一つである。

 横浜生まれの橋川さんが沖縄に移住し、知花花織と出会ったのは2005年の夏。その後、染織技術を習得し、2011年には独立。音楽が好きで、とても気さくな人柄が、作品にも風合い、色となって表れている。また、橋川さんの作品を語る上で外せないのが、愛犬のウリコ、ピヨロ、パピコたち。家族同然で過ごす愛犬たちのおかげで生まれる作品は数知れず、犬のデザインを施したストールも完成した。
「染織って敷居が高く、高額なイメージがありますが、まずそれを払拭したかった。そして、女性や若い世代の方に手に取ってもらえる、かわいくて手頃な値段の染織を作りたいと思いました。ふと湧き出るように生まれたものもあれば、音楽や映画、絵画からヒントを得て生まれた作品もあります。ピンクなどの鮮やかな色を取り入れたり、犬やドクロのデザインをあしらったり……。かわいいアイテムを少しずつ増やして、たくさんの方に興味を持ってもらいたいです」と、橋川さん。

 日常生活に溶け込むナチュラルなデザイン、ぱっと華を添えてくれそうな作品は、愛情を込めて手作りされたもの。使用する糸も橋川さんの手によって、天然・化学染料で染められている。その色は、琉球藍に茶色、オレンジ、黄色……とさまざま。また、知花花織で有名な技法といえば、生地を裏返すと糸が縦に浮いて連なっている「経浮花織」、刺繍のような「ぬいとり花織」があるが、そのほか、橋川さんのこれまでの経験を活かしてアレンジした技法も取り入れた染織が作られている。

 クリエイトな仕事だけに、生み出す楽しさに加え、苦しみも生じるのは事実。 「頭に浮かんだデザインがイメージ通り完成したとき、また、その完成した作品を手に取った方が『かわいい!』と言ってくれた時は本当にうれしい。その一方で、どうしてもモチベーションが上がらず、デザインが浮かばないときもあります。でも、その苦しさがあるからこそ、生まれてくる作品があります」と、教えてくれた。平成23年に国指定の伝統工芸品に指定された知花花織の技法を受継ぎ、さらにオリジナルの技法を取り入れた染織を生み出している橋川さんの作品もまた、次世代に残っていく染織の一つなのだろう。

メイン写真 : 寿ドギーズ(ストール) 約37cm×146cm コットン100% 16,800円
写真1 : 犬のデザインが施された、白とピンクの明るい色を基調としたストール。知花花織の代表的な技法「経浮花織」が用いられている。生地を裏返すと糸が縦に浮いて連なっているのが特徴
写真2 : 白をベースとしたナチュラルな染織
写真3 : 愛情がたっぷりと詰まった次回作の染織を制作中。橋川さんの感性が光る
写真4 : 染織に使用されるカラフルな糸。一つずつ、橋川さんの手によって染められていく
写真5 : 好きな音楽、好きな絵に囲まれた場所にて。愛犬の話と染織の話に笑顔満開の橋川さん

取材・文=三木愛海
写真=東正洋

ここがフラッグシップ!

既存の知花花織の技法・デザインに囚われず、オリジナルの技法・誰もが親しみやすいデザインを取り入れている。知花花織の良さを最大限に引き出した斬新なデザインは、まさにオンリーワンの染織。

染織 - 橋川初美

橋川 初美(はしかわ はつみ)
1971年生まれ、神奈川県出身。2004年に沖縄へ移住。2005年に知花花織に入り染色技術を学び、2011年に独立。沖縄県内外関わらず企画展を行い、作品の販売を行っている。

商品についてのお問い合わせ

寿ドギーズ(染織)
電話:090-9856-0259
営業時間:9時〜18時
定休日:年中無休
URL:http://uripiyorock.cocolog-nifty.com/blog/
e-mail:uripiyorock@hotmail.co.jp
沖縄県内での取扱店は、ふくら舎(那覇市牧志3-6-10)、analogue.(那覇市松尾1-9-50 山田ビル1F)、雑貨屋「そ」(宜野湾市大謝名1-24-18)、Taion(宜野湾市宜野湾3-1-3)。

※取扱商品の在庫につきましては上記までお問い合わせください。

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