プロダクト

昔ながらの手法で手がける愛着がわくオーダーデニム

この商品について

 沖縄市の住宅街に構えるデニム工房からは、毎日軽快なミシンの音が聞こえてくる。デニムの聖地、岡山県の工場で10年間働いていた國吉遊さんが、デニムブランド「ダブルボランチ」を立ち上げたのは、約2年前。オーダーメイドで作るデニムの評判は珍しさもあって徐々に広まり、県外からも注目を集めるブランドへと成長した。

 商品は、國吉さんがお客と一対一で向き合い、型取りから縫製まですべて一人で手がける。丈の太さ、ポケットのサイズや位置、糸の色、ボタンやジッパーのセレクトなど細部に至るまで、選択が可能。

 「工場で働いていたころは、メーカーからの注文書通りに作っていたので、お客の顔は見えなかった」と、当時を振り返る國吉さん。すべての行程を手がけるスタイルは、國吉さんの長年思い描いていた夢でもあった。

 工房内には、8台のミシンがある。裾やボタンホールなど、それぞれのミシンには、役割が決まっており、昔ながらの手法に基づいて作業を進めていく。「昔の職人が作ったデニムには"アジ"がある。きっちりとした統一感がなくてもいい。自分なりの"アジ"を出していければ」と話す國吉さんは、10年という長い月日を工場で過ごした。それは、単純作業の繰り返しだった。その経験が独立後は財産となり、作品づくりに大きな影響を与えているそうだ。

 「縫製する箇所によって糸の太さを変えたり、ステッチの間隔に変化を加えることで、デニムに躍動感が出るんです。これは、毎日、単純作業を続けていたからこそ分かったことなんですよ」

 職人だけが知る数ミリ単位の“感覚”は、機械では計算することができない領域。職人が持つ手の感覚は、世界に1つしかない、美しい一本のデニムを作り上げている。

メイン写真 : デニム(オーダーメイド)23,000円〜。生地は縦落ちのアタリが綺麗に出る、旧式の織機で製作した左綾織生地を使用。昔ながらの技を駆使して、丁寧に仕上げていく
写真1 : アパレルメーカー「琉球ぴらす」とのコラボデニム。裏側の布袋には、父の和夫さんが撮影した70年代のコザの街並みをプリント
写真2 : 1950年代に活躍した稀少なミシン「Union Special」を使い“チェーンステッチ”と呼ぶ技法で、裾を仕上げる。この技法で縫うと、色落ちにアジが出るという
写真3 : 「お客さんの要望は断らずに、まずは実現できる方法を考えてみます」と國吉さん。芭蕉布や絣、紅型などの生地の持ち込みも可能
写真4 : 工房では、見本や過去に仕上げたデニムの写真が用意されているので、まずは気軽に訪ねてみよう
写真5 : 糸の色を変えるだけでもデニムの表情は大きく変わる。ベルト部分のパッチも、石垣牛や鹿の革から選択できる

文=草野裕樹(ミクロプレス)
写真=大湾朝太郎
ディレクション=momoto編集部

ここがフラッグシップ!

昔ながらの製法によって、職人が1本1本手作業で仕上げるオーダーデニム

國吉 遊(くによし・ゆう)
1972年沖縄市生まれ。23歳の時に物作りに挑戦したい気持ちが高まり、アパレルメーカー「キャピタル」に就職し、デニムの縫製の仕事に就く。10年間働いた後、2008年にデニムブランド「ダブルボランチ」を立ち上げる。現在は、すべてオーダーメイドで受注するかたわら、県内外のアパレルメーカーともコラボレーションを行い、メーカーブランドのデニムを製作。ちなみにブランド名はサッカーの用語から。

商品についてのお問い合わせ

Double Volante(ダブルボランチ)
住所:沖縄市久保田2-30-12
電話:098-932-2286
営業時間:11時〜19時
定休日:なし
URL:http://doublevolante.ti-da.net/

※取扱商品の在庫につきましては上記までお問い合わせください。

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