プロダクト

伝統的な「金細工」のモチーフを普段使いできるアクセサリーに

この商品について

 子孫繁栄を意味する「桃」や、ニライカナイという神の国からの使者である「蝶」、末広がりの幸せを願う「扇」など、幸せを祈願する思いが七つの飾りに込められた房指輪。その昔、婚礼の時に送られていたという沖縄の伝統工芸品で、金細工という伝統的な技法によって作られていたものだ。金細工は、房指輪の他にもジーファーと呼ばれるかんざしなどで知られているが、昔ながらの道具と技法で作り続けているのは、首里にある「金細工またよし」だけになってしまった。

 喜舍場智子さんは、今、時代の変化とともに消えようとしている金細工を、現代の人にも身に付けてほしいと、オリジナルのアクセサリーを製作、販売している。
「本当に洗練されたデザインというのは、いつの時代にも古くならずに新しい。金細工の伝統的な形を残していきたいと思っているんです」と、喜舍場さん。

 アレンジを加えずに、そのままの形を伝えていく一方で、房指輪の七つの飾りを一つひとつのパーツにし、真鍮製にして気軽に購入できるようにしたり、小さくしてケータイストラップやピアスなどに使ってもらえるようにするなど、現代でも普段使いしやすいように、さまざまなアレンジを加えている。

 伝統的な金細工を学んでいたころには、「なんで同じものを作り続けなければならないのか」と、オリジナルにこだわっていた時もあったそうだが、その後、イタリアのフィレンツェで「古いものをそのまま大切にする文化の素晴らしさ」に気が付き、「沖縄のことをもっと学びたい、沖縄の伝統を残していきたい」という思いが強くなったという。

「私がジュエリーデザインの世界に入ったきっかけは、ネイティブアメリカンのアクセサリーでした。その洗練されたデザインはもちろんですが、一つひとつのモチーフに込められた意味や願いに強く惹かれたんです。私が作ったものに無理に意味を付けなくても、長い時間、伝えられてきた先人達の思いがそこに込められているから。身に付けてくださる皆様の幸せを願って、一つひとつ心を込めて作っています」

メイン写真 : 房指輪 42,000円(飾りパーツ各3,900円)
写真1 : 伝統的な房指輪のデザインを再現。少し丸みを帯びた女性らしいフォルムは喜舍場さんならではの持ち味
写真2 : 伝統的な七つのモチーフの他に、亀、象、鳩などオリジナルデザインの飾りもある。普段使いしてもらえるように、銀細工よりも安価な真鍮を使っている
写真3 : 一番人気の飾り、灯明(とうみょう)。心に灯を、明るい未来を灯すなどの意味を持つ
写真4 : 「ci.cafu」という工房名は、イタリア語で「そこに、私達に」を表すci.と、沖縄の方言で「果報、幸せ」を意味するカフーを合わせた造語
写真5 : 「ci.cafu」には、沖縄という枠にとらわれないオリジナルジュエリーも
写真6 : 飾りパーツはペンダントトップやケータイストラップなど、さまざまな使い方ができる
写真7 : 愛情を持って使われていることが伝わる、大切な道具類が所狭しと並んだ工房
写真8 : 金属を切る、溶かす、なます、磨くなど10以上の工程を経て一つの作品が仕上げられる
写真9 : 喜舍場智子さん。手にしているのは、10年以上使っているという大切な糸ノコ

文=原田ゆふ子
写真=仲程長治
ディレクション=momoto編集部

ここがフラッグシップ!

そのままの形では途絶えてしまう伝統的な金細工の技法や図案を用いて、現代にも受け入れやすいようにアレンジされている。「昔から伝えられているものを残したい」という、作家の熱い想いが感じられる

房指輪 - ci.cafu

喜舍場 智子(きしゃば・ともこ)
1974年那覇市生まれ。ネイティブアメリカンのジュエリーに魅せられて東京でジュエリーメイキングの技術を学んだ後、イタリア・フィレンツェで伝統的な技術を学び、2007年に工房「ci.cafu」を設立。銀、銅、真鍮などを使った作品を手がけている。

商品についてのお問い合わせ

ci.cafu(チ・カフー)
住所:沖縄県那覇市首里儀保町3-9-1-A
電話:098-886-8093
営業時間:平日10時〜19時(日祝〜18時)
定休日:月曜日
URL:http://www.cicafu.com/

※取扱商品の在庫につきましては上記までお問い合わせください。

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