プロダクト

はじめちょろちょろ、なかぱっぱ 楽しい時間をもたらす、黒い土鍋

この商品について

 スイッチを押すだけでご飯が炊ける炊飯器に比べて、土鍋は火加減の調整など少しの手間を必要とする。だからこそ山上さんは、よりおいしく炊き上げ、調理する手間さえも楽しく感じられるように、機能と遊び心をプラスするという。

 ろくろを回しながら平らな底から側面を立ち上げていく際、外側のカーブと内側のカーブの角度を微妙に変えながら、炎の当る部分を肉厚に仕上げていく。これにより熱の対流が起こりやすくなり、ゆっくりと加熱される工夫が施される。

 昔からご飯をおいしく炊くコツとして、「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ」といわれているが、この土鍋はまさにそれを具現化している。熱しにくく冷めにくい土鍋は、直火で一気に炊き上げていても、熱がゆっくりと伝わるため、「はじめちょろちょろ」と炊き上げてくれるという仕組みだ。

 こうした機能性を押えつつ、ふたの持ち手や取っ手などに「遊び心」もプラスされている。ふたを開け閉めする時に優しい音を奏でてくれる土鈴の持ち手や、頭から蒸気が出てくる天使の持ち手など個性的なデザインは、見ているだけで思わず頬が緩んでくる。そんな遊び心が生まれてくるのも、沖縄ならではの豊かな自然と、異文化を認める大らかさだと山上さんは笑う。

「食事はにこにこしながら食べるのが一番。だから土鍋も食卓に置いても楽しくなるようにコミカルな要素を入れ、汚れが目立たない黒に仕上げているんです」。料理好きの山上さんならではのきめ細やかな心遣いが、使うほどにじんわりと染みてくる。

※黒マット金彩ごはん土鍋の制作は年内受注分(平成23年12月)で修了することになりました。

メイン写真 : 3合炊き/高さ17cm、幅23cm。1合炊き/高さ13cm、幅17cm。使うほどに土に旨味が染み込み、味わい深い艶になってくる
写真1 : 調理する時間も食べる空間も楽しくなるように、作り手本位ではなく使い手本位の器づくりを心がけている
写真2 : 縄文土器の欠片に興味を持った子どものころが原点だという山上さん。今は作り手として土の温もりや楽しさを表現したいという
写真3 : サンゴ礁をモチーフに絵付けした、珊瑚花ぐい呑み。お酒をつぐと、水中を覗き込んだように絵柄がきらきらと揺らめく
写真4 : くねくねとあやしげな天使の持ち手に、愛きょうたっぷりの魚の取っ手。自然豊かなこの地からインスピレーションを受けているという
写真5 : ぶながや(キジムナー)という妖精が棲む森の中に穏やかに佇む「螢窯」。まるでトトロの世界に紛れ込んだかのよう

文=中里智英子
写真=福田真己
ディレクション=momoto編集部

ここがフラッグシップ!

沖縄の豊かな自然と大らかさをユニークに映し出すごはん土鍋

黒マット金彩ごはん土鍋 - 山上 學

山上 學
1959年大阪府に生まれる。京都工業試験所にて陶芸を学び、さらにインターナショナル美術学校にて表現の幅を広げるため版画を学ぶ。その後、茨城県、栃木県にて工房を開き、2004年、沖縄県大宜味村に「螢窯」を構える。作品は染つけ、上絵つけなどの食器から土鍋などの耐熱調理器まで多岐に渡り、全国各地で展示会を開催している。

商品についてのお問い合わせ

螢窯(じんじんよう)
住所:大宜味村字田嘉里1238-1
電話:0980-44-3597
営業時間:10時〜17時
定休日:不定休
URL:http://www.yamagami-manabu.com/

※取扱商品の在庫につきましては上記までお問い合わせください。

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