プロダクト

沖縄の暮らしの中にある身近な色を器に。

この商品について

 東恩納美架さんの作る器は、パステルカラーのような淡い色合いと、手作りのぬくもりを感じさせるマットな質感が特徴。板皿を壁にかけるような扱い方も似合う、どこかヨーロッパ的なセンスを感じさせる器なのだが、作り手の美架さんは、生まれも育ちも那覇・首里の人。
「ものすごく狭い範囲で育ってきたんです。陶芸を学んだ大学も、大学院も、徒歩圏内ですから。でも、陶芸を通じて県外の同世代の人たちとつながったら、意外と同じ感覚を持っていることがわかって、"あ、これでいいんだ。ズレてなかった"と、ホッとしたりもします」と、笑う美架さん。

 沖縄の土を使っているわけではなく、沖縄の伝統的な焼き物の手法で作られているわけでもない自分の作品が、「沖縄らしくないですね、と言われることがあるんです。そうすると、いや、沖縄の建物の色や壁の色って、こんな色をしているんですよ、と言いたくなる」そう。

 普段は「特に、沖縄を意識していない」という美架さんだが、原色に白を混ぜたような、そのやわらかな器の色合いは、確かに「沖縄の色」をしている。もともとは「沖縄らしい」原色だったのかも知れないが、照りつけるような陽射しや砂まじりの雨風にさらされて、すっかり色あせてざらついた、あの沖縄の建物の色なのだ。いくつかの色を重ねたような独特の色付けも、無造作にペンキを幾重にも塗り直した、沖縄の家の壁をイメージさせる。

 工房の棚に並べられた顔料入りの土の一つに、「台風オレンジ」と名付けられた色があった。「台風がやってくる前の、あの空のオレンジ色です」という美架さんが生み出す色は、沖縄の暮らしの中にある、とても身近な色たちなのだ。その証拠に、一見すると対照的な鮮やかな緑色をしたゴーヤーやチキナーのチャンプルーが美架さんの板皿には、とてもよく似合う。

メイン写真 : 板皿 約28cm×28cm 10,000円
写真1 : 壁にかけて飾り皿にすることもできる板皿。「大きな板皿は、食器棚の一番下に置かれてしまうと特別な時にしか使われないから。飾れるようにしたら、もっと普段使いしてもらえるかな」という発想から
写真2 : 足の部分に穴が空いているので、針金を通して、簡単に壁掛けにすることができる
写真3 : 東恩納美架さん。工房での作業はいつも一人で。ラジオを聞きながら、黙々と器を作るそう
写真4 : 成形した後、室の中で適度な湿度を保たせる。焼き時の質感を見極めるのが、沖縄の気候では一番難しいそうだ
写真5 : 土の皿の上に、顔料を混ぜた色付きの土を刷毛で塗り重ねていく。どんな色に焼き上がるのだろうか
写真6 : 空いた容器に作られた、美架さんならではさまざまな色。毎日の暮らしの中のすぐそばにある色でもある
写真7 : いくつかの色を重ねて塗る独特の色付けは、「学生時代、お金がなくて良い土や窯が使えなかったころ、失敗した部分を隠そうとして何度も塗り重ねているうちに」生まれた作風でもあるそう
写真8 : 作品を常設販売しているセレクトショップや展示会で一番人気の丸マグ(3,800円)
写真9 : 「日用品の美しさを大事にしたい。身近にあるものからインスピレーションを得ています」という美架さん

文=原田ゆふ子
写真=仲程長治
ディレクション=momoto編集部

ここがフラッグシップ!

既存のイメージにとらわれず、新しい「沖縄らしさ」を表現してゆく若手陶芸家として、これからの活躍が期待される

板皿(東恩納美架)

ひがしおんなみか
1977年沖縄県生まれ。2011年沖縄県立芸術大学卒、2003年同大学院修了。2006年より工房を開き、県内、県外にて作品展を定期的に開催。2011年、工房を那覇市小禄に移転し、制作活動を続けている。

商品についてのお問い合わせ

東恩納美架
URL:http://www.higashionnamika.com
沖縄県内での常設販売は、陶・よかりよ(那覇市壺屋1-4-4)、mofgmona no zakka(宜野湾市宜野湾2-2-11)にて。2011年6月7日〜13日まで、那覇市のリウボウ美術サロンにて作品展を開催。

※取扱商品の在庫につきましては上記までお問い合わせください。

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