プロダクト

島野菜やフルーツの色と個性を引き出して

この商品について

 金城笑子さんが20年前、学校栄養士を辞めて「笑味の店」をオープンしたのは、大宜味村のおばぁ達に惚れたからだ。その畑の島野菜に。シークヮーサー(柑橘類)に。今でこそ注目されている島野菜やシークヮーサーだが、当時は目を向ける人も少なかった。
 雨や風や土と仲良くしながらゆっくり上手に野菜を育てるおばぁ達。また、医食同源の考え方が暮らしの中に息づいていることに、笑子さんは感心せずにはいられなかったという。以来、店のメニュー作りと並行して、商品開発に取り組んできた。
「笑味の麺」は3色。黄色の麺にはシークヮーサー、緑にはサクナ(長命草)とイーチョーバー(ウイキョウ)、赤にはハンダマ(水前寺菜)とドラゴンフルーツなどが練りこまれている。
 大宜味村の特産品・シークヮーサーは、本土でいえばカボスやスダチのような存在だ。それでいて独特で印象的な酸味。この麺は、茹でている時から爽やかな香りが立って、幸せな気持ちになる。

 商品化するまでに苦心したのは、色。素材によって色素が安定しているものあれば、そうでないものも。数分茹でた時にきれいな色が出るよう野菜の配分に試行錯誤した。赤い麺には「どうしてもハンダマを入れたくて!」ドラゴンフルーツを組み合わせた。サボテンのような奇抜な外見からは想像できない、優しい甘味。強烈な赤い色素は、天然色素になる。

 身体にいい島野菜や果物を、加工し、全国の人に食べてもらいたいという思いの他に、笑子さんには描いていることがある。大宜味村のおばぁ達が健康で元気な理由は、日々の畑仕事によるところが大きい。加工品が流通すれば、畑を動かせる他、加工につながる仕事をおばぁ達に依頼でき、彼女らの生きがいにつながる。「生涯現役の村」を後押ししていきたいと願っているのだ。

メイン写真 : 笑味の店の他、ロート製薬の通販サイトてぃーだショップなどで購入できる
写真1 : 笑味の店周辺の集落風景。一人暮らしの高齢者も多いが、地域社会が生きているのでとても元気
写真2 : サクナを収穫している平良澄子さんは90歳。海で、ウニやタコ、ティラジャー(貝)を獲るのも得意
写真3 : 冷麺で食べると一番その味覚を楽しめるが、うどんやパスタの麺としても合う
写真4 : 笑子さん自身も店のそばに畑をもっている。畑の先生はおばぁ達
写真5 : シークヮーサー、イーチョーバー、ハンダマ、サクナ、ウッチン…。独特の苦みやぬめり、香り、色など、強烈な個性を放つ
写真6 : 「引出物にしたいという注文もあったよ」。元気なおばぁ達の知恵とてぃーあんだ(愛情)がこもった麺は、贈りものとしても喜ばれている

文=黒川祐子(アイデアにんべん)
写真=青塚博太
ディレクション=momoto編集部

ここがフラッグシップ!

沖縄の先人の知恵が息づく麺。地域社会が生きている村のエネルギーがある

笑味の麺 - 笑味の店

金城 笑子(きんじょう・えみこ)
1948年本部町生まれ。'90年「笑味の店」をオープン。いち早くシークヮーサーや長寿食に着目した活動を始め、店を経営しながら、講演依頼や各国からの取材にも応えている。管理栄養士、沖縄県生活指導士、社団法人沖縄県栄養士会会員、沖縄県農山漁村生活研究会会員、北部農業士会山原女性農業者の会会員。

商品についてのお問い合わせ

笑味の店
住所:大宜味村大兼久61
電話:098-044-3220
営業時間:11時〜17時
定休日:月・火曜日
URL:http://eminomise.com

※取扱商品の在庫につきましては上記までお問い合わせください。

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