オキナワン デザイン

沖縄の色材

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 沖縄の先人達は色材を使い「自然」と「文化」を育んできた。色材は目に見える材料の色や染料により色彩として表され、沖縄らしさを形成する大切な資源の一つとなっている。

 まず「自然」。アンケート調査などでは沖縄を強く印象づけるものとして「青い海と白い砂浜」「亜熱帯の生き物と草花」が挙がる。自然は気候風土によって形成される。亜熱帯性気候は山や海と砂浜をつくり色鮮やかな魚類のすみかとなる。これに人間は介在しないが樹木や草花は少々異なる。歴史を紐解くと県花のデイゴやフクギ、ハイビスカスなど沖縄の景色に溶け込んだ樹木と草花、果樹の多くは沖縄以外から移入や輸入されて定着した。つまり現在の概念的な「自然」は沖縄の気候風土を土台に、先人達が生活の中で加えた「色材」で形成された側面もある。

 次に「文化」。この場合の色材とは染料などのモノではなく「色使い」が適切であろう。沖縄の色使いは伝統工芸品では紅型や琉球漆器、また、近年の沖縄の建築物に見られる「鮮やかで明るい色彩表現」が特に挙げられる。赤瓦民家や芭蕉布、陶器など地場素材による工芸品や農産物、海の塩など加工品に見られる「素朴で簡素な色彩表現」も忘れてはならない。これらは琉球王朝が隆盛を極める16世紀以前から現在までの生活の中で常に変化し、これからも再構築され続けていくものとして捉えることができる。

 色材は人の暮らし方と密接な関係にある。この色材と色彩の使い方を戦略的に活用していけば、「くらし、まち、モノづくり」において人の暮らしを豊かにする資源となる。また産業的な観点からは沖縄の強み、特色としてマーケティングに活用することにより、新しい可能性を示唆する強みになると考えられる。

織物の絣単位図

沖縄県商工振興課工芸技術支援センター主任研究員。1969年沖縄生まれ。
沖縄県立芸術大学大学院デザイン専攻卒業。
デザインと木工を専門分野とし、工芸産業の振興に資する技術支援を職務としている。

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